つちのこの巣穴

未確認生物による、未確認な世界の記録。

京都観光

 東京で暮らす高校同期が、内定式の為この程関西へ来るとの事だったので、折角だからと京都を散策する事になった。本稿では、その様子をお伝えしたい。

 今回は伏見の酒蔵巡りをしようという事で、私の住む箕面から、途中石橋で同じ大学に通う友人と合流し、阪急で河原町へ。祇園四条から京阪に乗り換え伏見桃山で、東京の友人と合流した。まず向かったのは黄桜株式会社のカッパファクトリーだ。
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 ここでは、黄桜の顔とも言える河童と同社の関係についての展示がある。そしてお勉強の後は、隣の売店で日本酒のショットを試飲することができる(1杯100円)。私は純米大吟醸を戴いた。アルコール特有のえぐみは無く、軽やかな口当たりで非常に飲みやすかった。ここから専用のマイクロバスに乗って10分、次の目的地は、実際に酒蔵と地ビール見学ができる同社の酒蔵・伏水蔵である。

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 土日で工場は休業中だったので、見学もそこそこに売店へ。同社は20年程前から地ビール醸造にも取り組んでおり、こちらではその出来たての地ビールを頂く事が出来る。私は副原料に米を使用した蔵のかほり(350円)を頂いた。キレの良い淡麗な飲みごたえを感じ、後に日本酒に似た微かな香りが引き立つ。非常に独特な味わいだった。酒蔵を後にし、再び伏見に戻る。次は京都を代表する酒造メーカー・月桂冠の酒蔵である。
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 入場料400円を支払うと、お土産の純米吟醸酒をプレゼントしてくれる。これが300円で売られているから、実質100円で入場出来る。ここでは見学の後に無料で利き酒を楽しむことが出来る。この日は、清酒2種とプラムワインの3つであった。

 ここ迄飲み続けで少し小腹が減ったので、月桂冠からすぐの鳥せい本店へ。日本酒に合うあてと焼き鳥が楽しめる。店内は酒蔵を改造して作られており、モダンな内装の中にどこかノスタルジーを感じさせる。ここで私は我慢できずビールを注文。焼き鳥に合うのはやはりビールだと私は思ってしまった。

http://www.torisei.com/shop/fushimi/
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 程よく酔っ払ったところで、京都に住む友人2人と合流する為に河原町に戻る。木屋町で偶然見つけた天ぷら居酒屋で飲み直しと相成った。

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 今日集まった4人はいずれも、高校時代から仲の良かった連中だった。今はそれぞれの道に向けて各々壁に当たりながらも奮迅しているとの事で、私はそんな彼らから明日からの活力を貰った気がした。そんなこんなで一行は最後の締めへと向かう。やはり京都に来たのだからと、私が提案したのが締めの抹茶パフェだ。
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 京都と言えば宇治抹茶であり、そのお茶屋が営む甘味処という事で、日中は大変混雑しているのだが、飲み終わりのこんな時間なので待ちなく入れる。私はいつものお気に入りである都路里パフェを頂いた。こちらのパフェは、甘味特有のくどさが一切なく、すぐ食べきれてしまうのが特徴だ。正直空腹時なら3杯くらい一気に食べてしまえるだろう。兎角胃袋も心も満タンになったところで、京都の2人と東京からの彼とお別れし、阪急にて帰路に就いた。

 以上、本稿では、友人らと巡った京都観光についてお伝えした。旧友とうまい酒を片手に、京都を満喫する。最高に贅沢なひと時であった。このような時間を与えてくれた彼らにはここで改めて謝意を示したい。

 では本稿は、これにて終わりとしたい。ご高覧、感謝する。