ヨーロッパ旅行② 関空からアムステルダムまで
2月8日
関空までの道中はほぼ爆睡だった。9時ちょっと前に第1ターミナルに着き、チェックイン、保安検査、出国と一連の手続きを終え、ボーディングの1時間前にはゲートに到着した。ゲートのすぐ隣には関空が誇るカードラウンジ「金剛」があったので、男つちのこ、人生初めて自分のカードでのラウンジ入場を果たす。ラウンジは思った以上に騒がしく、正直外よりも混んでいた。家族でいつも入るセントレアのカードラウンジが、アルコールの提供ありでかつガラガラなのを考えると、プレミアム感はいまいちだった。
今回は乗り継ぎ含め6本の航空路線を利用したのだが、諸般の事情ですべて異なる航空会社を利用することとなった。一度の旅行でこれほど多くの航空会社を利用するのは初めてだったので、非常に楽しみだった。
・フライト一本目 KLMオランダ航空 関空⇒アムステルダム・スキポール国際空港
記念すべき最初のフライトは欧州系エアラインの中でも評判の高いKLMだった。機体はB787-9ドリームライナー。USBプラグやタッチパネルモニターが搭載されているボーイング社の最新機体だ。私は今回初めての搭乗だった。驚いたのは光量調節機能で、窓のバインダーの替わりに窓にスモークを入れてくれるというものだ。機内の時間設定が夜間の際に、光量を抑えつつ景色も楽しめるという優れものである。
機内食は離陸直後と着陸直前の2回。ホットミールはチキンのクリーム煮と、チーズカレーピラフでどちらも大変美味だった。付け合わせにチーズやヨーグルトなどの乳製品がたいへん多かったところからもオランダらしさを伺えた。課題点とすれば、トレーが若干小さく、窮屈だった点だろうか。まあ総合的には非常に満足感のある機内食で、私の中でがキャセイパシフィック航空と並んで最高評価を付けている。
機内では有料ではあるがWiFiも飛んでいた。20MBで5€という一番安いプランを使ってみた。通信速度はライン程度なら全くストレスを感じないレベルだった。機内コンテンツには邦画も多く、コナンの最新作や銀魂の実写もあったので、退屈はしないと思われた。当の私はというと、前日に友人宅でDLしておいた「Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ」をdアニメストアで見て時間を潰していた。プリヤ、今まで同人誌では散々お世話になっていたものの、実はアニメを見たことがなくこれが初めてであった。プリヤシリーズは帰国した今でも絶賛一気見中だから、機会があれば感想なぞをまた書きたいと思う。
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さて、そうこうしていると、飛行機はアムステルダム・スキポール国際空港へと降り立った。入国審査官に「なんで乗り継ぎ客のお前が入国しようとしているんだ」と聞かれて10分ほど揉めたが、結果的に入国できた。ここで丸1日ほど時間を観光し、友人たちの待つ(といっても待つのは私なのだが)イスタンブールへと向かう。